――できることの棚卸しから考える現実的な選択
定年まではもう少しありますが、「定年後はどうするの?」と話題になることがあります。
けれど、すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。
私自身も、はっきりとした答えがあるわけではありません。
働き続けるのか。
何か新しいことを始めるのか。
それとも、しばらくは何もしないのか。
この記事は、正解を出すためではなく、方向性を見つけるために書いています。
定年後の働き方は、いきなり決めなくていい
「定年後の仕事を探そう」と思うと、急にハードルが高く感じます。
・何ができるのかわからない
・今さら新しい仕事ができるのか不安
・体力的にも無理はしたくない
そう感じるのは自然です。
だから、最初から「仕事」を決めようとしなくていいと思っています。
先に考えたいのは、
- どんな関わり方なら続けられそうか
- どのくらいのペースで働きたいか
- 収入はどれくらい必要か
働き方は、そのあとで十分だと思います。
できることの棚卸しをしてみる
定年後に向けて、まずやっておきたいのが、できることの棚卸しです。
「仕事になるかどうか」で判断しないことにしています。
たとえば、
- これまで長く続けてきた仕事
- 人から頼まれることが多かったこと
- 苦にならずにできていた作業
- 今でも人より少し詳しい分野
特別な資格や、目立つ実績でなくてもいい。
自分では当たり前だと思っていることが、他の人にとっては「助かること」かもしれません。
棚卸しは、自分を売り込むためではなく、材料を並べる作業だと思います。
昔からやりたかったことを、今の条件で考える
もうひとつ、考えてみたいのが「昔からやりたかったこと」です。
若い頃にできなかった理由は何だったでしょうか。
- 時間がなかった
- お金にならなかった
- 家族や仕事を優先していた
定年後は、条件が変わります。
- 大きく稼がなくてもいい
- 毎日でなくてもいい
- 趣味と実益が少し重なればいい
「仕事にする」と考えると難しくなりますが、月に数回、誰かの役に立つくらいなら、現実的になることもあります。
必要な収入を、現実的に考える
定年後の働き方を考えるうえで、避けて通れないのがお金の話です。
「いくら稼げるか」よりも大切なのは、「いくらあれば安心か」だと思います。
- 年金で足りない分
- 少し気持ちに余裕を持つためのお金
- 旅行や趣味に使いたい分
この最低ラインが見えてくると、働き方の選択肢が一気に広がります。
フルタイムで働かなくてもいい。
高収入でなくてもいい。
「これくらいあれば大丈夫」という感覚を持てるだけで、焦りはかなり減ります。
働き方は、一つに決めなくていい
定年後の働き方は、最初から一つに決める必要はありません。
- いくつかの小さなことを並行する
- 合わなければやめてもいい
- 途中で形が変わってもいい
むしろ、やってみてから見えてくることのほうもあるのではないかと感じています。
正解は、先にあるものではなく、後から決まるものなのかもしれません。
まとめ
定年後の働き方は、早く決めることが目的ではありません。
- できることを並べてみる
- 昔やりたかったことを思い出す
- 必要な収入の最低ラインを知る
この3つを整理するだけでも、これからの方向性は、少しずつ見えてきます。
まだ決まっていなくても大丈夫。
考え始めた時点で、一歩進んでいるはずです。
