定年後に必要なお金について考えるようになったきっかけは、「いくらあれば安心か」を調べたことではありませんでした。
もっと単純に、今の生活に、実際いくらかかっているのかを自分で把握していなかったことに気づいたからです。
なぜ生活費を洗い出してみようと思ったのか
定年後のことを考え始めた当初は、「なんとなくこのくらいあれば足りるだろう」という感覚でお金を捉えていました。しかし、
- 働き方をどうするか
- 趣味の旅行を続けられるか
といったことを考え始めると、感覚のままでは判断できないと感じるようになりました。
そこで、一度きちんと生活費を書き出してみようと思いました。
洗い出したのは、ごく基本的な項目だけ
やったことは、とてもシンプルです。
- 住居費
- 光熱費
- 通信費
- 食費
- 日用品
- 医療費
- 交通費
- 趣味や交際費
細かく管理することが目的ではなかったので、項目はざっくりとしたものだけにしました。
「正確さ」よりも、全体像をつかむことを優先しました。
合計してみて感じた、正直な違和感
すべてを書き出して合計してみると、最初に感じたのは、安心ではなく違和感でした。
「思っていたより、かかっている」
派手な出費があるわけではありません。
一つひとつは、日常の中で当たり前に使っているお金です。
それでも積み重なると、想像していた金額よりも、確実に多くなっていました。
節約以外にできることを考えた
生活費を見て、「ここを削ろう」とすぐに考えたわけではありません。
むしろ、
- これが今の生活の実態
- 無理に削ると、生活の質が下がる
そう感じました。
特に、趣味の旅行に関わる支出は、今の自分にとって大切なものです。
ここを簡単に削る前に、他に考えることがあるのではないかと思うようになりました。
「いくらあれば安心か」では足りなかった理由
生活費を洗い出してみて分かったのは、「いくらあれば安心か」という問いは、少し抽象的すぎたということです。
必要だったのは、
- 今の生活に
- 実際いくらかかっていて
- それをどう維持するか
という、もっと現実的な視点でした。
この作業をして初めて、最低限のお金を考える意味がはっきりしました。
生活費を知ったことで、選択肢が見えてきた
生活費の全体像が見えると、
考え方も変わってきました。
- 生活をどこまでスリム化できるか
- 少し働くことで補うのか
- 働き方をどう選ぶか
これらは、数字を見て初めて考えられることでした。
逆に言えば、生活費を知らなければ、どの選択も曖昧なままだったと思います。
この作業は、結論を出すためではない
生活費を洗い出したからといって、すぐに結論が出たわけではありません。ただ、
- 現実を知った
- 考えられる状態になった
この2つは、確実に得られました。
定年後のお金について考えるうえで、この作業は出発点だったと感じています。
次につながったこと
生活費を把握したことで、次に考えるテーマが自然に見えてきました。
- 最低限のお金はいくらなのか
- 生活を維持するために、どんな働き方があるのか
この先は、最低限のお金の整理や、単発仕事・リスキリングといった選択肢について、順に考えていくことになります。
