定年後の働き方を考えるとき、収入と同じくらい気になるのが「体力」です。
若い頃と同じように働ける前提で考えると、どこかで無理が出てきます。
だからこそ定年前の今、体力的に負担の少ない仕事という視点で一度整理しておきたいと思いました。
体力の不安は、甘えではない
「まだ元気だから大丈夫」
「考えるのは早すぎる」
そう思う気持ちもあります。
けれど、体力はある日突然ガクッと落ちるものではなく、少しずつ、確実に変化していきます。
無理を前提にしない働き方を考えることは、逃げではなく、長く続けるための準備だと感じています。
体力的に負担が少ない仕事とは何か
ここで言う「体力的に負担が少ない仕事」とは、決して「楽な仕事」という意味ではありません。
私が考えるポイントは、次の3つです。
- 長時間立ち続けない
- 重いものを持たない
- 時間や場所の自由度がある
この条件を満たすだけで、働き方の選択肢はかなり変わってきます。
選択肢① 経験やスキルを活かす仕事
これまでの仕事や経験を活かせるものは、体力的な負担が比較的少ない傾向があります。
- 事務サポート
- チェックや校正などの裏方業務
- 書く・まとめる仕事
- オンラインで完結する業務
新しく体を慣らす必要が少ないため、精神的な負担も抑えやすいのが特徴です。
選択肢② 資格を取って、働き方を変える
体を使う仕事から離れたい場合、資格は一つの現実的な選択肢になります。
- 短時間勤務が可能
- 業務内容が比較的安定している
- 年齢を重ねても続けやすい
資格そのものよりも、その資格でどんな働き方ができるかを先に調べておくことが大切です。
選択肢③ 単発・不定期の仕事を組み合わせる
フルタイムで働かないという選択もあります。
- 試験監督
- イベントスタッフ
- 調査や補助業務などのスポット仕事
収入は多くありませんが、必要最低限のお金が見えていれば、十分に現実的な選択になります。
体力の負担を減らすために確認したいこと
仕事を選ぶ前に、次の点を一度書き出してみると整理しやすくなります。
- 1日何時間までなら無理がないか
- 週に何日働きたいか
- 通勤はどこまで許容できるか
- 在宅でできる仕事はあるか
ここが曖昧なままだと、条件だけで仕事を選んでしまい、あとで疲れてしまいます。
最低限のお金が見えているから、選べる
前の記事で確認した「定年後に必要な最低限のお金」。
この数字が見えていると、
- 無理に収入を最大化しなくていい
- 働かない期間があっても焦らない
- 体調を優先した選択ができる
ようになります。
体力的に負担の少ない仕事を選ぶためには、お金の土台が欠かせません。
すぐに決めなくていい
定年前にすべてを決める必要はありません。
- 今は情報を集める
- 可能性を並べてみる
- やらない選択肢も残す
それだけでも、定年後への不安は少し軽くなります。
おわりに
体力的に負担の少ない仕事を考えることは、働かない未来を考えることではなく、無理なく続けられる働き方を選ぶことだと思っています。
定年前の今だからこそ、体力、収入、気持ちのバランスを見ながら、自分に合った選択肢を整理していきたいと思います。
